2008年05月19日

本日の相場分析



大型株指数は本音を語る?−コア30指数などは頭打ちの可能性も
本日の市場の指数を見ていくと、

日経平均 :+0.35%
TOPIX:+0.60%
コア30 :+0.95%
大型株指数:+0.86%
中型株指数:+0.01%

このように、コア30指数、大型株指数といった主力大型株の上昇が目立ちます。しかし・・・・

東証1部の売買単価−1083円29銭と3月18日以来の低水準
東証1部の売買代金を売買高で割って算出する売買単価は、前週末1146円07銭より下落し、1083円29銭まで落ち込みました。これは今年3月18日以来、約2ヶ月ぶりの低水準です。

この売買単価の低下は、まさに「TOPIX型>>>日経平均型」が表れており、その中でも本日の売買単価が急激に低下したのは「低位株物色」へ資金が流れたという事実があります。本日の東証1部値上がりランキングで株価が4ケタ台の銘柄はわずか5銘柄で、3桁台は20銘柄にものぼります。

東証主力株→中型株→決算や個別材料株→新興市場→本日の低位株や新日鉄や丸紅といったTOPIX系銘柄。これが現在の市場で見られた物色の流れになりますが、通常の場合、循環物色や資金の流れが一巡したと考えられる状況であると考えられる状況なのが、現在の市場なのです。

日経平均上昇−この流れを強めるために求められるのは、敬遠されているハイテク株の上昇、これが必須条件になります。NT倍率は本日引け時点で10.16倍と低下しており、このNT倍率低下、売買単価の低下が巻き戻されるかどうか、今後の市場を見る上で注目すべきポイントです。

日本のPERはインドと同水準?−安易な「割高」の声は要注意
今朝の日経系列新聞で「日本株のPER17倍、インドと同水準」という記事が掲載されました。記事の一部を抜粋しますと、「狩猟国の中では最も高く、成長期待の強いインドに近い水準だ。」と記事作成者はしていますが、これって単純過ぎない???とクエスチョンマークが並びます。

PERは1株利益で株価を割って算出する指標ですが、単に株価がどれほど買われているかを示すものではなく、金利や利益成長に関係する面がある、という事実がある事を忘れてはなりません。むしろ、外国人がPER割高/安といった非常に単純なもので決まるほど彼らもバカではないわけです。

PERはどのようなものか?<利益/株価>です。これをひっくり返すとどうなるか?そのまま<株価/利益>=益回りとなるわけですね。この益回りは、投資に対する収益となりますから、金利<利息/元本>とも連動する事になるわけです。言い換えれば、金利が低ければ低いほどPERは高くなり、金利が上がれば上がるほどPERは低下する、という関係性があるわけです。

現在の日本の長期金利は・・・・

市場はどうなる?−次回・・・・・が近づく
・月・・日は前回の弊社分析の想定変化日でした。振り返ると、同日より日経平均は上昇傾向を強めた動きを見せています。

次回変化日は・月・・日。本日より・・・・

次期変化日に向けての煮詰まり局面入りの可能性も
明日の相場では、本日の市場でも見られた3ケタ台の低位株物色の動きが続く可能性が高いと思われます。その他、本日引け時点では騰落レシオが129.33%と過熱感を示す水準までの上昇が強めており、主力株物色の動きが一巡する可能性も考えられます。

市場全体、過熱感、ドル換算や円換算から見る動き、TOPIXコア30銘柄の動向など、そろそろ目先の変化が起きやすい状況と思われますので、その動きを見極め、先取りしてポジションを取っていく事が重要と考えます。ポイントはハイテク株動向、そしてグローバルセクターローテーション、この動きに注目します。

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