2008年05月08日

本日の相場分析



本日の市場を振り返り!
昨晩のNY市場動向を受け、日本市場も金融株などが指数を押し下げて下落。セクター別でも、銀行業が下落率2位、NY市場で住宅指標悪化を受けて下落した不動産関連の流れを受け、不動産業は値下がり5位となっています。その反面、注目にあげていた新興市場、特にマザーズ市場に資金が流入し、モデルPF銘柄の4788CCIなどもストップ高と、マザーズ指数は+5.19%と大幅高となりました。

日経平均は、昨日から示していたように、昨日の高値14208円が昨年高値から今年安値で算出した38.2%戻しとの誤差が数円とほぼ達成と言え、テクニカル的にも達成感が出たものと分析します。また、NT倍率の急縮小、銀行株指数やTOPIXなどの値動きより、今後はNT倍率の縮小ではなく拡大や落ち着いた動きとなると思われます。

NY市場で注目は、NAR(全米不動産協会)発表の住宅関連指数が悪化した事を受けて株価が下落した事。ここ最近の米国株は、これらの悪材料が発表されても株価の反応は薄かった事があげられますが、昨晩はこの発表を受けて株価は下落。また、SECが投資銀行に対し、資本と流動性水準の開示を義務付ける方針を打ち出した事で、更なる評価損計上の可能性を嫌気して金融株も急落と、ここ最近の上昇傾向の相場では見られなかった「新たな下落する材料」が表面化した事、それを受けて下落した株価、これらがあげられます。

新興市場へ資金流入!−マザーズ指数はほぼ高値引けで+5.19%
昨日も注目にあげたマザーズ指数、本日は+5.19%の大幅高とほぼ高値引けのセットという急上昇が見られました。個別株動向でも、モデルPF銘柄の4788CCIは2日連続ストップ高、本日組み入れで、組み入れ後に材料発表の2497ngiもストップ高となり、ジャスダックの指数がマイナスの中で値上がり上位の2461ファンコミも約+10%と、新興市場でモデルPF組み入れの銘柄は全て大幅高となりました。

MSが米ヤフーの買収撤退を表明しましたが、再度の買収交渉思惑、更にSNS買収など、世界各国の大手IT企業がアジア戦略、ネット戦略を次々と打ち出してきています。アジアではありませんが、本日のngiとNTTの仮想空間事業に対して資本及び業務提携も、世界のネット戦略だけではなく、日本独自のネット戦略=ネット関連銘柄への注目に拍車がかかるものと思われます。この流れはいつまで続くのか???いつ、どこまで、価格、これらは神のみぞ知る領域なわけですが、アイリンクと言えばの黄金比率で分析します。

【長期トレンド】
07年1月16日−08年3月17日より算出=1413ポイント付近

【短期トレンド】
07年10月30日ー08年3月17日より算出=717.43ポイント

どちらも黄金比率の38.2%戻しを前提とした水準となりますが、どちらのトレンドを主軸にしても、まだ上値余地がある、という見方が出来ます。投資家の多くが思う「新興企業って大丈夫なの?」という不安心理、不確かな事が多いのが新興市場でもあります。
しかし、ライブドアショック当時、ある米国系投資会社は・・・・・

注目のトヨタ決算は?−市場予想よりも・・・
日本の時価総額トップと言えばトヨタ。同企業が本日決算を発表し、同時に09年3月期見通しを発表しました。

      会社予想    市場予測  
営業利益:1兆6000億 1兆9986億
税引き前:1兆7000億 2兆2229億
1株利益:396.92円 490.77円

会社予想は、市場予測を下回っており、その中でも1株利益の落ち込みが目立ちます。市場予想の1株利益も、1割程度の減益を織り込む意味で530円台から490円前後まで下に振れたながらも、発表された見通しはそれらを大幅に下回る内容となりました。米国景気の後退観測から北米市場での販売計画が前期比で減少しているも、中国での販売計画を増加し、なおかつ為替想定レートはドル円100円、ユーロ円で155円と他企業と比較しても差異がない一般的なレートの中での3割程度の減益は、自社株買いを同時に発表したとしても悪い意味でインパクトのあるものと考えられます。

多くの銘柄に対して、市場は減益であろうという事を織り込み、決算発表後に悪材料出尽くしや織り込み済みで反発する売買が活発化してきましたが、これらはそろそろ・・・・・

東証発表の信用残高動向
5月2日時点の信用買い残は、前週比1086億円減の1兆7224億円となりました。これは、03年9月12日以来、約4年8ヶ月ぶりの低水準で、同時期の日経平均は?というと、10700円台。信用買い残はあくまでも売買に関するもののため指数の比較に使えるものではありませんが、多角的な視点で見ると、現在の市場はまだ日経平均が10500−10700円台の水準でしかない、という分析が出来ます。個人投資家の多くが「騰がったら買いたい」という大衆心理の中で動きやすく、今年の場合は昨年からの下落もあったため処分売りがかさんでいることもあげられますが、5月以降の相場で、現在空洞とも言える信用買い残が増加してくるであろうと思われます。

債券↑+株式↓+5月相場=新興株に注目?値固めへ?
日経平均などが38.2%戻しを達成し、NY市場の下落という外的要因があったながらも、日経平均は○月相場で想定していた○○○の動きへ入る可能性があると思われます。

その一つとして、債券先物の動き。本日は10年国債の入札が低調に終わったながらも、そこに対して入ったヘッジ売りを踏み上げる形で上昇。債券には地銀などの現物買いが入ったとの市場観測もあります。これらの動きは・・・・

今晩はECB、BOEが予定されています。このECBを警戒した動きや、FT紙が「米国と欧州の当局者が対ユーロでドル高が望ましいとの認識で一致」と報道した事を受け、為替市場ではドル買い/ユーロ売りが強まり、その一環として円高の動きになったものと思われます。ECBについては、今回は金利据え置きとなる可能性が高い思われますが、インフレ懸念がある中、どのような声明等の発表となるかに注目しています。

今晩のNY市場では、WSJ紙が報じた・・・・・・・

株式市場の格言等ではありませんが、こんな言葉があります。
「その兆候はきわめて明瞭に目の前に現れている」多数派の多くが見逃しやすい兆候に、どのように気付き、どのように着目し、どのように対処するか。これは株式市場でも非常に重要な事であり、少数派が勝つという格言、また、少数派が多数派に変わる時が相場の変化という事にもあてはまるわけです。日経平均などの戻り達成、新興市場の大きな変化、トヨタ、為替、NY市場など様々な変化の「兆候」と感じられる動きが見られる今、○○相場入りの鐘が鳴った可能性は高いと思われます。

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